鶴見大学学生ボランティアは、「学びーば」と名付けた、被災地の小学生との交流・学習支援活動を震災後の夏休みから続けている。3月24日の訪問を控え、「子どもたちがいきいきとした場所づくりをしたい」と、代表の森春奈さん=人物風土記で紹介=は意気込む。
「学びーば」は、学生の長期連休を利用して実施。これまで宮城県気仙沼市の大谷小学校に8回、鹿折小学校に4回訪問している。毎回子どもたちが楽しめる企画を用意し、今回はこいのぼりの染色などで現地の子どもとふれあう予定だ。
「会いに行きたい」
「テレビを通しての被災地の印象は、暗いイメージだった」。森さんはそう話す。被災地を実際に訪れ、目に入ってきたのが、「小学校にも仮設住宅が残っている」などといった現状だった。
それでも、「子どもも大人も元気に笑っていた。行かないとわからないことだった」。学びーばでは、名前を憶えてくれる子や、「また来てね」と言ってくれる子がたくさんいるという。「子どもたちが待っててくれる。すぐに会いに行きたい気持ちが芽生える」から、森さんらは今もなお活動を続けている。
鶴見からでも被災地を思うことはできると、同メンバーは口をそろえる。「今どうなっているのか、TVやインターネットで知ろうとするだけで、被災地を思うことに繋がる」と前田翔平副代表は強調する。
ボランティア活動は「いつかは終わらないといけない」としつつも、「ニーズがある限り、続けられたら」と森さんは話す。メンバーの活動は、恒例行事として現地にも浸透しつつある。
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