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区内在住藤澤さん 故郷の現状伝えたい 「祈りの夕べ」で司会

社会

掲載号:2014年3月6日号

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石巻市出身の藤澤真優さん
石巻市出身の藤澤真優さん

 大本山總持寺で3月8日に行われる東日本大震災復興イベント「祈りの夕べ」。このイベントに、宮城県石巻市出身で、区内在住の大学生・藤澤真優さん(20)が、司会として参加する。

 藤澤さんは、中学生から母方の祖母の家がある鶴見に住み、母の出身校である鶴見大学附属中学校・高等学校を卒業。現在は駒澤大学に通う大学生だ。同高校の卒業式に出席していた總持寺の老師が、藤澤さんを覚えていたことから司会を依頼された。

 実家が寺院という藤澤さん。実家で物故者供養はしているものの、藤澤さん自身の生活拠点が鶴見周辺ということもあり、「これまで、思うようにボランティアなどできていなかった。少しでも供養になるなら」と引き受けた。

遊んだ場所なくなった

 震災時は高校2年生だった。当日は期末テスト最終日で、帰宅した直後。地震とほぼ同時に母から電話が鳴った。一度切ったら繋がらなくなると話し続けたが、15分くらいで突然遮断された。その後3日間、音信普通だったという。

 被災地に入っていた新聞記者からの手紙で安否を知ったという藤澤さん。両親も、海から2Kmの実家も、幸いにして無事だった。

 現地で物故者の供養や、被災者の見舞いに歩く両親のもとへ早く帰りたかったが、被災地の現状が許さず、震災後の帰省は夏休みが最初となった。

 「がれきはきれいになっていたけど、小さいころ遊んだ場所や見慣れた景色はなくなっていた。どこに誰の家があったのかわからなかった」。寂しそうに故郷の光景を振り返る。

まだ、これから

 「高台移転のための造成工事はまだ始まったばかりで、手つかずのところもある。被災地はまだまだこれから先も長い。それを知ってほしい」

 漁師のまちでもあり、知り合いが福島第一原発の風評被害に悩まされていることなど、藤澤さんはイベント当日、故郷の現状を語るつもりだ。

 依頼された当初、「実家があるというだけで、実際に体験していない私でいいのだろうかとも思った」という。だが今は、「被災地代表とは言えないけど、せっかく頼まれた良い機会、思いきってやるだけ」と前向きだ。

 宮城県石巻と鶴見。2つの故郷を持つ若者が、その思いを届ける。

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