神奈川県はこのほど、国土交通省が発表した2013年1月1日現在の公示価格をもとに、県内地価公示の概要を公表した。県内では、景況感の回復傾向を背景に、横浜市、川崎市などの都市部で前回よりも上昇傾向が強まり、鶴見区内でも住宅・商業・工業の全用途平均で2・5%上昇する結果となった。
地価公示は、年に1回、一般の土地取り引き価格の指標として価格を公示するもの。価格は、選定された住宅・商業・工業の標準地1平方メートルあたりのものとなる。
住宅地は市内5番目
公表によると、区内の住宅地(21地点)における平均変動率は、2・4%増(前年0・5%増)。市内18区中、5番目の上昇率となった。個別の地点では、鶴見駅から約700mの地点「鶴見中央2丁目1894番」が、4・9%増(前年1・9%増)となり、県内1137地点のうち6番目に上昇。現在、この地点の周辺では、大規模マンションの建設が進んでおり、こうした影響とみられる。
工業地もトップクラス
区内の商業地(12地点)では、横ばいだった前年から2・6%上昇。また、工業地(3地点)は、物流需要を要因とし、区内平均で2・5%の伸びを見せた。個別では「大黒町36番9」の地点が3・1%増となり、県内63地点のうち、市内で1位、県内でも2位の上昇率となった。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>