写真で振り返る矢向地域 ケアプラザで展示会
矢向や江ヶ崎の古写真が、矢向地域ケアプラザで展示されている。4月13日には、昭和30年代の矢向周辺を撮影した8ミリビデオの上映会も行われる。
写真は、大正から昭和までの矢向・江ヶ崎の風景や行事などを撮影したもので、地域住民から集めた。戦時中、矢向の婦人部が良忠寺で兵器作りの手伝いをしている写真や、1929年に建設された新鶴見操車場の様子を収めた写真など、60枚が展示されている。ケアプラザの藤丸京子副所長は、「当時を思い出して『ここでよく遊んでいた』などと見学者同士で盛り上がっているよう」と話す。
住民の要望で実現
展示は、地域からの要望で開催された。きっかけは、昨年2月に行われた江ヶ崎町を巡るイベント。古い江ケ崎の地図を見学した際に、「矢向の地図や写真もあるのでは」という参加者からの提案で始まった。
写真を集めていくと、8ミリビデオを持ち寄る人も現れた。趣味で8ミリの撮影をしていた中谷喜一さん(矢向在住)は、町内の運動会や盆踊り、日枝神社の祭りなどを記録していた。中谷さんのビデオはDVDにまとめられ、13日に上映される。「運動会などは今も続く行事だが、規模は今と違い迫力があり、当時の様子がよくわかる」と藤丸副所長は評価する。
冊子を作成
集めた写真は住民らが中心となって来年3月までに冊子にまとめる予定だという。「今回の企画は、『地域を次世代につなげたい』という住民の思いがあったからこそ実現したもの。みんなの『地域愛』を大事にしていきたい」と藤丸副所長は話している。
展示は5月30日まで。上映会は13日午後1時半〜。矢向・江ケ崎の古写真や資料は引き続き募集している。問合せはケアプラザ【電話】045・573・0020。
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