地域住民らで組織される鶴見消防団(金井康夫団長)にこのほど、区内で初めて学校教諭が加わった。入団したのは県立鶴見養護学校の教諭7人。7月18日には新入団員辞令交付式が鶴見消防署で行われ、新たに入団した住民2人とともに辞令書が手渡された。
消防団は、平時は各自の職業に就きながらも、災害時には消防署と共に活動する消防組織。鶴見消防団には4月1日現在で446人が所属している。
地域密着の防災体制へ
入団した教諭は若手主体の有志。鶴見署によると、学校教諭の消防団への入団は今回が初めてだという。入団した同校の河本大祐さんは「きっかけは東日本大震災。学校としてもこれまでなかった、地域に根差した訓練が課題となっていた」と経緯を話す。今年4月に赴任した吉岡敬信さんは「地域での活動は初めて。頑張りたい」と意気込む。
式で辞令を手渡した金井団長は、「団員同士のつながりを大事にして、一日も早く他の団員と同じ活動ができるよう訓練に励んで」と新入団員を激励。河本さんは「消防団で動きを学んで、防災授業を実施したり、地域に密接した活動を展開したい」と校内でも知識や技術を活用していく考えを示した。新入団員は以下の通り。敬称略。
【第三分団】柏木潤【第七分団】河本大祐、片桐健、菊池佑太、吉岡敬信、伊藤諒、伊藤理恵、近藤淳平、【第八分団】三橋幸正
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