鶴見区は読書活動の環境を整え、推進するために策定する鶴見区民読書活動推進目標(素案)について、区民の意見を募集している。
この目標は、今年3月に策定された「横浜市民読書活動推進計画」に基づき、各区で策定されるもの。区の地域性に応じた読書活動に関する目標を作成。地区センターなどの市民利用施設や、民間事業者などが協働で地域の読書活動を推進しようという取り組みだ。
関係者が素案まとめ
鶴見区では素案をまとめるにあたり、今年9月から、区内の読み聞かせボランティアグループや鶴見大学図書館などと懇談会を実施。庁内での意見交換も進めながら作成した。
区が示す素案では、概ね5年を目標に、読書活動を推進するための2つの目標を柱に設定。乳幼児から高齢者までを対象に、鶴見らしい多文化共生を踏まえた読書環境づくりの推進と、各施設で活動する読書ボランティア同士が連携し、地域全体で読書活動の場の醸成を掲げている。
「要望でもOK」
区内には、読書コーナーのある行政関連施設が計14カ所あり、蔵書数は約10万冊に上る。意見募集にあたり区は、「高齢者や障害者など、読みたくても読めない環境にある人もいる。新刊をもっと入れてほしいなど読書に関することなら何でもいいので、多くの意見を寄せてもらえれば」と呼びかける。
素案に対する意見・要望の受付は12月19日まで。区役所や図書館、各地区センター・地域ケアプラザなどで配布している意見書で提出できる。
詳細の問い合わせは、区役所地域振興課【電話】045・510・1695または、鶴見図書館【電話】045・502・4416。
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