上の宮中学校の河村夏樹さん(2年)がこのほど、第34回全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会で最優秀賞(横浜市人権擁護委員会長賞)を受賞した。
人権作文コンテストは、次世代を担う中学生に豊かな人権感覚を身につけてもらおうと、法務省が実施しているもの。今年度、横浜市では市内143校から全国一となる5万8487編の応募があった。
河村さんは「力強く生きる人生の先輩たちに」と題した作文を作成。近所で可愛がってくれていたおじいさんとの交流をもとに、高齢者への思いやりの大切さを説いている。高齢者を狙った心無い事件が相次ぐ中、「高齢者だからしょうがないという風潮への疑問」
が、執筆の原動力となった。
かつて自身を可愛がってくれた近所のおじいさんは、一昨年の2月に他界した。「色々話を聞かせてくれてありがとうございました」と、天国へ向けて感謝の気持ちとともに受賞を報告したという。
将来は司法に関わる仕事に就きたいという河村さん。「人のその後の人生を左右することになる。正しい方向に導きたい」と目を輝かせた。
作文は県大会でも審査員特別賞を受賞した。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|