2014年度の横浜市民意識調査の結果がこのほど公表され、鶴見区民は「緑や自然などの豊かさ」「景観のよさ」「防災・防犯」について、市内で最も満足していないことがわかった。 市民意識調査は、政策立案や市政運営に役立てようと、市が毎年行っているもの。調査は昨年5月から6月に行い、20歳以上の2224人から回答を得た。このうち鶴見区民は177人。
3項目で最も低く
周辺環境の総合評価では、暮らしやすいと答えた区民は75・1%で、市内18区中10番目。一方で、項目ごとに周辺環境の満足度を問う設問では、12項目中3項目で市内18区中最低の満足度となり、2番目、3番目となった項目がそれぞれ1項目あった。
最低となったのは、「緑や自然やオープンスペースの豊かさ」(32・8%)、「まちなみなどの景観のよさ」(28・8%)、「防災・防犯などの安心さ」(28・2%)。中でも「防災・防犯」は市内で唯一3割を切る結果となった。
また、「保育所や公演などの子育ての環境のよさ」の満足度が、西区に次いで2番目に低い32・8%、「周辺の静けさ」の満足度は56・5%で、西区、南区に次いで3番目に低かった。
区区政推進課担当者は特に防災について触れ、「地域で熱心に自助共助の取組を進めて頂いている。多くの人に意識を高めてもらえるように区としても取り組んでいきたい」と分析した。
居住10年未満5割
ここ数年でマンション建設が増加している区内は、10年未満の居住者が48・6%と5割近くに達し、市内では西区、中区に次いで3番目の多さだった。前住所は川崎市からの流入が15・3%と、青葉区に次いで2番目に多く、市内の別の区からの流入よりも多いことがわかった。
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