横浜市はこのほど、大雨時に下水道からの浸水が予想される地域などをまとめた内水ハザードマップ全18区分を完成させた。6月末ごろまでを目途に、床上浸水相当となる50cm以上の浸水が予想される地域へ配布するという。
マップは、1時間に76・5㎜の30年に1回降るとされる豪雨を想定し作成。浸水のおそれのある地域を、高さごと6色に色分けした。また、冠水の危険性が高い高架下などの地下状道路の位置も記してある。
鶴見区では江ヶ崎町、駒岡一丁目、獅子ヶ谷一丁目・二丁目、下末吉二丁目、元宮二丁目、東寺尾六丁目の計7地区約一万世帯に配布される。それ以外でも50cm未満の浸水の恐れがある地域が多々あり、市担当者は「想定を下回る降雨量でも、降り方によっては注意が必要」と呼びかける。
裏面には平時の備えと大雨時の注意点を掲載。落ち葉が側溝をふさがないよう日頃の清掃の重要性や、排水口からの逆流対策として有用な土のうなどが紹介されている。
背景に想定外の大雨
横浜市は現在、下水道の整備などを進めているが、近年は想定を上回る大雨も多く、下水道の整備だけでは対応しきれないという現状がある。市担当者は「自宅付近をチェックして防災意識が高まれば。自治会の防災会議などで役立てて」としている。
マップは鶴見区役所総務課または市役所で配布。市環境創造局HPでも見ることが出来る。拡大版は横浜市行政地図情報提供システムHPで閲覧可。
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