家庭防災員や訪問介護施設の従業員などを対象とした熱中症予防講演会が6月26日、鶴見大学会館で開催され、約230人が来場した。主催は鶴見消防署(齋藤俊彦署長)。
この講演会は、熱中症による救急搬送が増える前のこの季節に毎年開催されている。
講演では横浜市消防局救急課担当の岸信行課長から救急搬送の現状報告があったほか、(株)大塚製薬工場横浜支店の米澤星子さんが登壇。「高齢者はのどの渇きと室温の上昇を感じにくく、熱中症になりやすい。舌や脇の下が湿っていなかったら脱水の疑いがある」と判別法を伝えつつ、「寝ている間にも汗をかくので、就寝前には水分補給を」と注意を呼び掛けていた。
多湿も危険要因
近年熱中症が増加している要因として、気温の上昇のほかに誤った認識や知識不足を米澤さんは指摘する。「発汗して水だけ飲むと、体液が薄まり、濃度を戻そうと水分を排出して脱水症状に陥る」と話し、塩分の含まれた飲料を推奨。「湿度が高いと水分が蒸発しにくく、熱が体内にこもりやすい」と、梅雨期も注意が必要と話していた。
6月26日現在で、区内の熱中症による救急搬送は0人となっているが、齋藤署長は「これから救急搬送が増えてくる」と気を引き締めていた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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