地域の視覚障害者を支援するボランティア団体「鶴見ブラインドメイト『ワルツ』」が、新たな活動メンバーを募ろうと、10月から入門講座を実施する。
地元情報も提供
ワルツは、1991年に鶴見区が主催する障害者支援講座の受講者が中心となって設立。現在約60人が鶴見区社会福祉協議会を拠点に活動している。
メンバーは、本や広報などを点字に訳す「点訳」、障害者の外出などに付き添う「誘導」、書物などを声に読んでCDに吹き込む「音声訳」、教科書などの文字を大きくして読みやすくする「拡大」の4部門に分かれて支援している。
利用者は年間のべ2800人以上。4つの役割を担うグループは、横浜市内でもワルツしかない。特に実施している団体が少ない「誘導」支援を求めて区外から依頼を受けることもあるという。
音声訳では、コンサート情報や祭りの録音などを盛り込んだ「テープ雑誌」も定期的に製作し、地域密着情報の提供にも力を入れる。
感謝やりがい
活動に加わるメンバーの多くは、初めは視覚障害に関する知識を持っていない。 誘導や音声訳を担当する森川美津枝会長は、「漢字の読みや発音を確認する下調べなど、大変なこともあるが、お礼の言葉がやりがい」と話す。「少しでも障害者の方々に楽しんでもらえたら」
講座は10月6日から11月5日までの毎週火曜日午前10時から正午までの全5回。会場は鶴見区福祉保健活動拠点=鶴見中央=。9月30日までに住所・氏名・年齢・電話(FAX)を記入しFAX。先着20人。問合せ・申込は【電話】045・504・5619【FAX】504・5616。
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