生麦の歴史や文化を調査研究する「生見尾発見塾」が2月27日、正泉寺で初めて開かれた。
生見尾発見塾は、生麦の住民らから成る「生麦の道100年紀委員会」が主催。委員会は、生麦周辺の歴史や文化を見直し、新たな文化を創造しようと結成された。発見塾はその活動の一環として開校。正泉寺の野澤隆幸長老を塾頭に、歴史学習をしながら、地域にまつわる文献や写真などを収集し、資料館展示をしていくという。
初開催の27日には、77人が参加。野澤塾頭や息子の隆規住職による正泉寺と生麦の歴史についての講演や、今後の資料収集法などを検討するパネルディスカッションも実施。生麦事件参考館の浅海武夫館長と、岸谷第四自治会の持丸留久会長、生麦についての歴史調査をしている赤堀春夫さんがパネリストとして登壇した。
参加者の中には、古くから旅行などを目的に結成されていた団体「講」の帳面を、早速資料として持参する人もいた。「もっと若い世代も参加してほしい」という要望も挙がった。
次回は伝統芸能サミット
第2回は5月21日。蛇も蚊も祭りや生麦囃子などの伝統芸能が披露される「伝統芸能サミット」と、その継承について考えるディスカッションが行われる。
第3回は約150年前に生麦事件が発生した8月21日に開催。浅海館長の講演があるほか、事件の歴史を様々な見地から掘り下げる。「生麦を始め、寺尾や岸谷エリアなどを歩くウォーキング企画も実施したい」と委員会は話している。
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