横浜商科大学で6月1日、大学そばに位置する飯山幼稚園の全園児105人が、災害時を想定した避難訓練を行った。
横浜商大と飯山幼稚園は、2015年12月に「災害時における一時避難場所としての使用に関する協定」を締結。協定では、災害発生時、園児が大学を一時避難場所として利用することを確認している。
遠い防災拠点
幼稚園周辺では、建物が倒壊した際などに避難する地域防災拠点として、寺尾小学校が指定されている。しかし、幼稚園から寺尾小まで徒歩で向かうには山を越えなければならず、園児の足では20分〜30分かかっていた。
こうした避難時の課題を解決するため、両者は協定を締結。横浜商大と幼稚園の距離は約400mで、10分ほどで園児を誘導することができるという。
1日の訓練は、協定締結後初めて行われた。園児は、幼稚園から大学へ徒歩で移動し、避難場所となる校内の人工芝公園の場所などを確認した。門野久美子副園長は、「移動時間が短縮され、安心できる」と意義を感じていた。
避難訓練は、今後も継続したいという。また、横浜商大は、「今後も地域の要望があれば、避難場所としての敷地提供を検討したい」と話している。
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つるぎん27日に4月25日 |
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