馬場在住の千葉記位(のりたか)さん(42、京浜急行電鉄(株))が、6月19日、講道館=東京=で行われた日本ベテランズ国際柔道大会(第13回日本マスターズ柔道大会)のM3クラス81kg級を制し、同大会3階級制覇を達成した。
大会は、30歳以上の柔道愛好家が、5歳刻みにわかれた各クラスで体重別に戦う。現役時代に名を馳せた選手なども出場する大会で、今回は、国内648人、海外28人が参加した。
「みんなに感謝」
これまで千葉さんは、2008年の第5回大会90kg級、アジアグランドマスターズと名の付いた10年の第7回では100kg級で優勝。今回は3階級制覇とともに全年代での優勝もかかっていた。
「一生涯、命がけで向き合えるものに出会えたことに福運を感じている。家族や職場など、応援してくれたみんなに感謝したい」と喜びを表した。
背中で見せる戦い
幼いころから柔道を始めた千葉さん。五輪代表の選考会に出場できるまでになったが、28歳で夢破れ、引退していた。
その5年後、33歳のときにレスリングと柔道を合わせた総合格闘技・サンボに挑戦。11年までに史上初の3階級制覇を達成したが、4階級に挑んだ翌年、準優勝で一線を退いていた。
数年間、高いレベルの大会から遠のいていた中、挑戦した背景には、一人息子の健志朗くん(9)や、柔道教室の教え子らの存在があった。
「あの人昔は強かったは嫌だった。背中で見せたいと思った」。2競技で3階級制覇を達成できる立場にあるという運命を感じ、「挑戦したい」と考えたという。
次に狙うのは、秋にアメリカで行われる世界大会。千葉さんは「世界一を目ざす」と闘志を燃やしている。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>