表彰を受ける寺嶋代表（右）
施設・業務用照明を開発・製造・販売しているプリンス電機（株）（寺嶋之朗代表取締役社長）＝市場下町＝がこのほど、労働災害防止などの安全衛生活動に取り組んできた功績を評価され、神奈川労働局長から表彰を受けた。
神奈川労働局長安全衛生表彰は、安全衛生水準の向上発展に多大な貢献をした事業場や団体、個人などに贈られる。２０１６年度は19者が選ばれ、同社は表彰の中でも最上位である「優良賞」を受賞した。
同社では、働きやすい職場づくりのため、製造現場などの環境改善を長年にわたり継続。２０１０年11月以降、無災害を維持する。
取り組んでいるのは、計画・実施・評価・改善のサイクルを継続するマネジメントシステム。工場長は毎年度、職場にあるリスクへの改善目標などを提示。年間計画を作成し、従業員らの安全衛生委員会で進捗状況を確認し問題点への解決策を検討する。緊急時対応訓練も毎年実施している。同社は、「社内の段差を無くすなどの点から、環境改善に努めてきたことで、リスクは解消されてきている」と分析し、今後の安全衛生向上へ意欲を見せていた。
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