鶴見区仏教婦人会(榎本憲子会長・会員31寺院49人)による伝統仏事「盂蘭盆会」が7月29日、佃野公園そばの鶴見川河川敷で行われ、参加者は1千個の紙灯ろうで先祖を供養した。
盂蘭盆会は、先祖を供養する盆行事。同会では、1951年の発足翌年から毎年実施しており、今年で65年目を迎えた。
過去には鶴見川に灯ろうを流して供養してきたが、環境面への配慮から、現在は希望者の紙灯ろうを河川敷に並べる形に変更。区仏教会の僧侶らが法要をとり行っている。
紙灯ろうは、区内障害者地域活動ホームもとみやに作成を依頼し、収益の一部は区社会福祉協議会に寄付するなど、福祉活動にもつながっている同行事。榎本会長は「宗派を超え親睦も深められる。色々な意味で、途切れずに続いていることに意義がある」と話す。
夫の供養で初めて訪れたという寺谷在住の女性は「厳かな雰囲気で、改めて供養する機会になった」と、風になびくやわらかな明かりを眺めていた。
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