全国で高齢者の事故が相次ぐ中、鶴見警察署は昨年11月から免許証の自主返納に力を入れている。その一環として地域ケアプラザと協力し、講習会を企画。7月27日、馬場地域ケアプラザで講習会が開かれた。事故に絡んだ70歳以上の人に手紙を送り、その差出数が多い地域を回っている。初めは6月に駒岡で行われ、今回は2度目。
今年に入り、7月27日までの区内の死亡事故は3件。また、高齢者に関わる事故は116件で、全体の34%を占める。馬場地域周辺の事故多発地域は北寺尾の交差点や東寺尾付近で、巻き込みや追突事故が多いという。
講習会には約30人が訪れ、動画で初心者ドライバーとベテランドライバーの視線の動きを比較したり、目の周りを鍛えるために間違いさがしなどのゲームをした。
参加した馬場在住の田口泰子さん(73)は自主返納を考えており「車関係の仕事をしていて、家族には大丈夫じゃないかと言われるが、何かあってからでは遅い」とその重要性を話していた。同署交通課の坂入典子さんは「身分証明になる経歴証明書を代わりに作ることもできる。車は頭も体も使う大変な乗り物。返納の選択肢も考えてほしい」と話した。
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