在校児童の父親らを中心に構成される生麦小学校の「三麦会」(寺内克彦会長=人物風土記で紹介)が2月26日、イベントの企画や地域との連携などの活動を評価され、横浜市教育委員会事務局東部学校教育事務所表彰を受けた。
父親中心、OBも
三麦会は、2009年に当時の保護者や教諭らにより発足。「子麦=学校」「親麦=家庭」「生麦=地域」という3つの関係を3本の麦に見立て、ともに大きく成長したいという願いが込められている。
現在メンバーは約20人。在校児童の父親を中心に、OBや地域住民らが参加している。活動は年4回のイベント企画、学校行事の手伝いや生麦地域ケアプラザとの相互連携協力など。全てにおいて「子どもたちがより良くなるように」をモットーとしているという。
生麦小学校は「PTAや地域、職員などでは手の届かないところで協力してくれる。なくてはならない存在」と、活動に謝意を示す。
感謝状を受けた寺内会長は「発足からまもなく10年。(感謝状は)多くの先輩たちと、子ども、保護者、地域の皆さんがもらったもの」と話した。
言葉じゃなく感じて
年4回のイベントはスポーツ系や工作などの文化系、一緒に料理する体験系など、毎回異なる内容を用意。「子どもが楽しめるように」と、本番前には自分たちで実際に行ってみるなど準備は入念だ。
メンバーのほとんどが働く父親。できる時にできる範囲で活動しつつ、子どもたちに「大人や地域に見守られていると、言葉じゃなく感じてもらう」ことを意識している。
学校によると、父親が参加しているからと、イベントの手伝いにくる卒業生もいるとし、活動は次世代にもつながり始めている様子。「子どもの笑顔を目の当たりにできるのが良い」。寺内会長は会の楽しさを満面の笑みで語った。
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