「完璧な作品なんてない。やっちゃおう」。そんな勢いで進んだという50〜60代の12人のアマチュア芸術家たちによるアート展が10月6日から8日にかけて行われる。
出展するのは全員、東寺尾のマンション・ヒルズ84(世帯数142)に住む「J&B(ジジババ)会」のメンバー。
水彩画やパッチワーク、讃岐かがり手まり、樹木粘土フラワーなど、12人が全て異なる分野で作品を披露。当日は100点以上が並ぶ予定だ。
つながりを醸成
同マンションには住民たちに10年に1度、マンションの管理などについて話し合う理事会の役員が回ってくる。彼らはもともとそこで出会った。中庭で会っても挨拶する程度、つながりが作られにくいマンションで「コミュニティを作りたい」と5年ほど前から活動を始めた。
具体的には、蕎麦打ち会を年に数回開催。切り絵などの趣味を持つ人がいたことから、季節に応じて正面エントランスの飾り付けを行った。その他、自治会のイベントにはボランティアとして協力。活動を続けているうちに、メンバーは増え、今では20人近くが参加する。
現役世代も
輪が広がる中、「知人に芸術家がいる」といった情報が多数集まったため、「みんなでアート展をやろう」と春ごろから準備を進めてきた。
12人は定年を機に趣味を始めた人、現役で仕事をしている人など様々。メンバーの下平光史さんは「まさかこんなに多彩な技を持った人がいるなんて思わなかった」と笑い「普通の作品展とは違った角度から楽しめるはず」と話した。
入場は無料。場所はホライゾン学園前の古民家=東寺尾2の13の4。時間は、6日は正午から午後5時、7日は午前9時から午後5時、8日は午前9時から午後2時。6日には二胡演奏会、7日には切り絵などのワークショップも用意されている。問合せは下平さん【電話】080・1099・0509。
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