潮田小学校の6年生34人がコンビニ大手ローソンと共同でパン2品を開発し、2月5日から販売が開始された。初日には同小の近隣4店舗で児童らが販売を行った。
関東エリア・1都9県のローソン約4700店舗・91%に導入されている同商品は、じゃがいもと鶏肉を使ったブラジルの伝統料理・コシーニャを模した「もっちりとしたチキン&ポテトパン」と菓子パンの「もっちりとしたドーナツ白あん&ホイップ」の2品。
この取組は企業、地域、市と学校が連携して取り組むキャリア教育「はまっ子未来カンパニープロジェクト」の一環。同社は若年向けの商品開発に興味があり、地域貢献の思いも込め参加した。
児童らは昨年9月から同社の商品開発担当による全6回の授業を受け、近隣のヤマザキパン社への工場見学なども行ってきた。完成後は、近隣のローソンオーナーらを招いたプレゼンを実施し、採用に至った。
独自性で勝負
潮田小学校は、児童数685人中、外国につながる児童が148人と、多文化の学校だ。
児童らは初め、人気の高いウィンナーパンやメロンパンなどを検討していた。しかし、「同じような商品に負けてしまう」と、売りたいものと売れるもののズレなどを学び、「今までにないもの、独自性を出したい」と工夫。
ブラジルにつながる児童の発案でコシーニャを模した総菜パンが完成。菓子パンは白あんを使うことで、あっさりとした食べやすさを演出した。
児童らは「看板商品になるものをという気持ちで作った」と話し、同社の担当者は「OBの方がよく買いに来てくれ、地域のつながりを感じる。今後も地域貢献活動を続けたい」と力を込めた。
商品は約3〜4週間店頭に並ぶ予定。
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