日本の小学校で初めて国際バカロレアPYP校の認定を受けた聖ヨゼフ学園小学校(荒屋勝寿校長)=東寺尾=の6年生・69人が2月28日、学習の集大成を発表するエキシビションを行った。
国際バカロレア(IB)はスイスの同機構が提供する教育プログラム。
その中で同校が実施する探究の授業は、児童らが考え出した身近な問題をテーマにし、アンケート調査など実際に学校の外へ出て学びを深めていくもの。
エキシビションは、学習の集大成を保護者や地域住民に対して披露する場。当日は約5人ずつ14チームに分かれ、ブースを設けて発表。テーマは、「地震に対する意識調べ」「AI技術の進化〜自動運転について〜」など、多岐に渡った。
「いじめをなくすには」をテーマとしたグループは、インドのカースト制度や、日本のアニメからいじめが起こりやすい状況を調べた後、「いじめ防止法案」を考案。いじめが起きたと感じた時に提示するカードなどを作り、子ども目線でいじめに対する対策を練った。
世界と日本の男女格差について研究したチームは、男女平等を表すジェンダーギャップ指数について、他国と比べて日本の結果が悪いことを指摘。多くの人に格差の現状を知ってもらいたいとウェブサイトを作り、鶴見駅前でPRチラシを配布し、自身らが目指す社会を広く伝えた。
荒屋校長は「児童らは行動によって小さくでも確実に社会を動かした。学んだものをこれから先に活かしてほしい」と期待を込めた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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