学校と地域を結びつけるパイプ役である学校地域コーディネーターが中心となり、潮田小学校を支える「潮田共学舎」。年間の延べ人数で約3500人が参加するというほど、活発に活動が行われている。
共学舎は、子どもたちのよりよい成長と参加者の楽しい時間をつくることを目的に2012年に創設。明治6年開校当時、潮田学舎と呼ばれていた潮田小学校の名前から名づけられた。
現在はコーディネーターの5人が中心になり、保護者など約130人の登録者が在籍。月に1回は学校と話し合いながら、登下校時の見守りや、社会科見学の付き添い、学習サポート、校舎内外の清掃などの支援を行う。幅広い活動を共学舎でまとめて行っているところも特徴だ。
校庭横の美しい天然芝は、時期によっては毎日水やりが必要なこともあり、活動の賜物。16年には、社会に開かれた教育課程を実現したとして文部科学大臣表彰も受賞している。
成長が嬉しい
緒方克行校長は「活動は、教育活動を豊かにしてくれる学校の宝」と感謝する。「子どもの笑顔が見られるから頑張れる。長くいると、入学時から卒業までの成長を見ることもできて嬉しい」とコーディネーター。子どもと学校外でも挨拶する仲になり、自然と見守りにもつながっている。
共働きの保護者も多いため、できる時にできるだけがモットー。忙しくても家でできることは手伝いたいと申し出てくれる母親もいる。「多くの人が協力してくれれば活動は更に良くなる」。みんなで学校を支えている。
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