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IR説明会 市長「丁寧に説明」繰り返す  中区で初回 参加者から不安の声

社会

掲載号:2019年12月19日号

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参加者に説明する林市長
参加者に説明する林市長

 横浜市が実現を目指す、カジノを含むIR(統合型リゾート)に関する市民説明会が12月4日、中区の開港記念会館で行われた。来年3月まで全18区で行う説明会の初回で、林文子市長が市の厳しい財政やIRによる経済効果などを説明。参加者からは、カジノに対する不安の声が多数寄せられ、林市長は「丁寧に説明し、理解を得ていく」と繰り返した。

 林市長は8月、カジノを含むIRの誘致を表明。最大の理由に年1200億円などの財政貢献をあげた。候補地は47ヘクタールの広大な敷地を持つ山下ふ頭を想定。カジノにはギャンブル依存症や治安悪化の懸念があるため、市民の理解を得る必要があるとし、市長が登壇する説明会を開催する。

 一方、誘致の是非を問う住民投票や林市長のリコール実現を掲げる反対運動も市民や政治団体などを中心に活発化。山下ふ頭を利用する事業者らからなる横浜港運協会も反対の姿勢を示す。

 市によると、中区の説明会には、定員437人に対して951人の応募があり、当日は376人が参加した。

経済効果を協調

 林市長のほか、小林一美副市長らが参加。林市長は2019年をピークに生産年齢人口が減少し、経済活力の低下や個人市民税が減少する一方で社会保障費は増加すると説明。その見通しから「戦略的に考えて、お金を生み出していかないといけない」と語り、カジノを含むIRに有用性があるとした。また、ギャンブル依存症対策として世界最高水準の規制を導入し、市民誰もが楽しめる世界水準のリゾート施設を実現するとした。

質疑応答なし

 直接の質疑応答は行われず、入場時に配布された用紙に記入したものを司会者が無作為に選んで読み上げ、市長らが答えた。参加者からはカジノ抜きのIR実現性や依存症対策を問うもの、また候補地の山下ふ頭と住居が近いことから治安悪化を懸念する声や誘致の是非は市民が決めるべきという意見が寄せられた。閉会間際には、参加者の男性から市の一方的な説明ではなく「対話」を求める声が上がった。

 中区在住の70代男性は「少しは理解が深まったのでは」と説明会を評価。中区在勤の30代男性は、IR誘致に理解を示しつつも「負の側面についてごまかしがあると感じた。対策に具体性がない」と不満をもらした。説明会や質問の内容は後日、市のウェブサイトで紹介される予定だ。

 鶴見区は21日、公会堂で開かれる(申込終了)。

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