戦国時代、馬場にあった「寺尾城」を中心に、地元の歴史や文化を知る新イベント「鶴見れきぶん祭」が2月11日、鶴見区民文化センターサルビアホールで開かれた。専門家らは、過去の地形などを考慮した上で、「鶴見は要所であった」といった見解を示した。
図書館、商大が新企画
イベントは、鶴見図書館開館40周年記念として実施。横浜商科大学の学生が、行政課題の解決に向け、さまざまなアイデアを競う「鶴見まちづくり政策コンペ」の入賞作品を具体化させた。
中世に信州・諏訪氏が馬場に築城した寺尾城にスポットをあて、識者らを集めた「お城講演会」のほか、戦国時代のジオラマ展示や、寺尾周辺の自治会長らで結成した寺尾奉行の紹介、沖縄物産の販売などを企画。各地の城歩きを行う山城ガールむつみ氏による寺尾城ツアーもあったほか、建功寺がこの日のために制作した寺尾城のご城印の販売もあった。
300人以上が来場した講演会では、城郭ライターの萩原さちこ氏、初代お城チャンピオンのいなもとかおり氏が、地形や石垣など城の見方や楽しみ方を解説。
小田原城天守閣館長の諏訪間順氏、建功寺住職の枡野俊明氏、城郭復元マイスターの二宮博志氏による座談会もあり、歴史や宗教を背景に寺尾城をひもといた。
鶴見市場付近で二度の合戦があったことなども紹介。枡野氏は「寺尾城を興味の一助に、まちを活気づけるきっかけになれば」と話した。
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つるぎん27日に4月25日 |
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