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鶴見区 教育

公開日:2020.08.06

聖ヨゼフ学園小学校
対策徹底も 絆作りに苦悩
「皆で会いたい」 望む児童

  • シールドを設置した教室(上)と、登校時の健康チェック

    シールドを設置した教室(上)と、登校時の健康チェック

 聖ヨゼフ学園小学校(荒屋勝寿校長)=東寺尾=は、日本の小学校として初めて、国際水準の教育プログラムを実施する「国際バカロレア」初等プログラム(PYP)の認定を受けた小学校。

 同校では3月から5月までを休校とし、オンライン上で課題を出すなど工夫。6月からは1クラスを2グループに分け、分散登校で再開した。

健康、安全、命

 分散登校が始まり、同校では「健康、安全、命」を大切に、文科省のガイドラインをもとにしながら感染症対策に力を入れている。

 登校時には校庭にテントを張り、健康チェックシートを確認。校内に入ると、手指の消毒、手洗いうがい、洗顔まで徹底する。教室は一席ずつ三面シールドを設置し、使った教室は教員が協力して毎回消毒。歌えない音楽の授業は、手作り楽器でのリズム学習にシフト。図書室の本は読むものを事前に決めてラックに入れ、使う部分はコピーする。

 授業での感想や意見をiPadのアンケート機能を使って回答させるなど、教室内で接触を避けながら円滑に学びを進めるためのICT化も進んでいる。

育めないもの

 「工夫することで健康は守れても、一方で、守れないものもある」と荒屋校長。それは、行事などの互いのふれあいから育まれる人間関係だ。

 予定していた運動会や宿泊などは全て中止。まだ新しいクラス全員が一堂に集まったことはない。児童からは「隣の席の子に会いたかった」「皆で鬼ごっこがしたい」など、結びつきを求める声が聞かれた。

 荒屋校長は「行事はクラスの団結を作り出し、学年を作り、いずれは学校作りにつながるもの。通常の学校形態でないと育めないものはある」と悔しさを滲ませる。

 今後は「スポーツの集い」と題して練習のいらないトラック競技などを中心に、全校児童が同じ時間を共有できるものを企画する予定だ。児童のために何ができるのか、試行錯誤の日々が続く。

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