災害発生時にどう生きるかをテーマにした一泊二日の防災キャンプが8月22日、入船公園=弁天町=であった。
このキャンプは、入船公園が主催し、今年で5年目。工場地帯で働く人や住宅も多い同地域で夏の防災訓練の一つとして企画され、災害発生から公的な支援が来るとされる72時間を生き残る技術を学ぶ。
当日は親子連れなどの区民ら3人と職員6人が参加。新型コロナウイルス対策として、事前の体調のチェックを実施して行われた。
火起こしから体験
園内のゲートボール場を使用し、炊事場やブルーシートのテント、段ボールの簡易トイレなどを参加者とともに設置。電気には頼らず、園内の剪定木を薪として火起こしから自分たちで行い、持ち寄った食材でカレーを調理した。米は防災食として袋に水と一緒に入れ、熱湯で炊いた。
応急処置訓練として、人が倒れた大木の下敷きになった場面を想定し、チェンソーで木を切って救出する場面もあった。
参加した父親は「全て体験型なので子どもも楽しんでいる。昨年参加して以来、家で料理を手伝ってくれるようになった」と笑顔だった。
同公園は今後、区と連携して災害時に区民に開放できるよう調整しており、菅野光喜所長は「野外で個々にテントを張れば密も避けられる。災害時、公園を上手く活用してもらえれば」とした。
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つるぎん27日に4月25日 |
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