矢向小学校の3年生が12月10日、矢向・江ヶ崎・尻手の歴史資料室及び交流室「史季の郷」を訪問し、昔の暮らしを実際に体験しながら学んだ。
同施設は2016年に地元住民によってつくられた。持ち寄られた昭和30年代の農具やラジオ、雑誌などが並ぶ。NPO法人史季の郷が運営し、近隣町内会の協力もあって成り立っている。
同校では今年、コロナ禍で工場見学などの行事が中止となった。少しでも体験学習をさせたいと、地元で行える今回の企画実施に至った。
当日児童らは、館内にある道具などを実際に触りながら当時の暮らしを勉強。外では、火鉢を使っての湯沸かしや、稲の穂先から籾を落とす「千歯扱き」、井戸ポンプでの水汲みなどを体験した。
火起こしをした児童は「初めてマッチを使った。なかなかうまく火がつかなかった」と苦戦した様子を見せた。同館の伊藤詔子さんは、「ここでは教科書に載っていない生活の知識も学べる。子どもたちが楽しそうに勉強してくれていてよかった」と笑顔を見せた。
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