市場小学校の児童が、読書感想画中央コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社など主催)の横浜地区審査会で優秀な成績を残した。トップとなる横浜市長賞を受賞した中山碧さん(6年)と毎日新聞社賞を受賞した塚田莉子さん(6年)が中央審査会にエントリー。惜しくも入賞は逃したものの、全国規模の大会で健闘した。
読書感想画中央コンクールは、独自開催の県を除く、全国38都道府県の小・中・高校生を対象に、読書の感動を絵で表した作品を募集。読書指導の一環として学校単位で取り組まれている。
市場小では、授業などで指定図書の読み聞かせを実施。児童たちは想像だけで取り組んだ。
横浜地区審査会の応募総数は、指定図書部門・低学年が4万9312点、高学年が1万5672点に上った。
想像、絵にこめる
中山さんは、『お話のたきぎをあつめる人:魔法の図書館物語』を選択。本好きの主人公が読み聞かせをする物語で、本をパラグライダーのようにして飛んでいる様子をイメージして描いた。
中山さんは市長賞について、「最初は驚きが大きかったが、あとから嬉しさがこみ上げてきた」と話した。
『江戸の空見師 嵐太郎』で作品を完成させた塚田さん。江戸時代の街並みなどをインターネットで調べ、主人公の嵐太郎が天気を観察するために空に向かって指をさす様子を切り取った。
塚田さんは「1位ではなく、悔しさもあったが、大きな賞がもらえて嬉しかった」と笑顔。中山さんと塚田さんは「中学生になってもチャレンジしたい」と意気込んでいた。
色や絵で表現
5年生の浜尾綺花さんは、プラスチックなど海洋汚染について学びを深める『サステナブル・ビーチ』を選び、佳作に入選。インターネットで亀に網がかかっている画像などを検索し、外はきれいでも中は汚いという汚染の様子を絵に込めた。
同じく『サステナブル―』で優良賞を受賞した4年生の佐藤一華さんは、海や地球がゴミで汚れ、動物たちが困っている様子を涙で表現。色や海の流れなどで悲しさが伝わるように工夫した。
『宇宙人がいた』で佳作に選ばれた2年生の西山悠さんは、主人公が宇宙人に遭遇して仲良くなる物語を色鮮やかな色合いで創作。目の輝きをカラフルな色で仕上げ、楽しげな様子を絵にした。
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