国土交通省が3月23日に発表した全国の住宅地や商業地の公示地価。
コロナ禍で不動産取引が停滞した前年は神奈川県全体の住宅地の平均変動率がマイナス0・6%だったが、今回は0・2%と上昇に転じ、鶴見区でも1・1%(前年0・0%)と上昇した。
調査対象となった鶴見区の標準地は住宅地28地点、商業地14地点、工業地3地点。
住宅地で特に注目されるのは上昇率で県内2位となった「鶴見中央2丁目1894番」。前年29位から大幅に順位を上げた。価格は38万円/平方メートルで、変動率は5・8%だった。
また、同3位の「尻手1丁目256番2」も前年32位からのジャンプアップ。価格は33万7千円/平方メートルで、変動率は4・7%だった。この傾向について、県政策局は「東京都心から40Km圏内にあり、利便性、接近性が良好なことから底堅い需要に支えられ、一部で供給不足が生じるなど高い上昇率を示した」と分析。区内で不動産売買を手掛ける東急リバブル鶴見センターは「在宅率の上昇などの影響で需要の前倒しもあり、全体的に取引も増えている」とした。
また、商業地では平均変動率が1・3%で前回0・5%から0・8ポイント上昇。工業地は5・2%で前回から0・8ポイント上昇した。
公示地価は毎年1回発表され、土地取引や公共事業用地取得の参考にされる。都市計画区域等から選ぶ標準地の1平方メートル当たりの価格(1月1日時点)で、県内の調査地は1787地点だった。
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つるぎん27日に4月25日 |
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