神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2022年5月19日 エリアトップへ

市消防団 活動報告をデジタル化 負担減へ一部先行導入

社会

公開:2022年5月19日

  • LINE
  • hatena
消防団訓練の様子
消防団訓練の様子

 横浜市は今年度、消防団活動報告事務等のデジタル化を推進する。昨年度より実証実験が進められ、来年1月に市内6消防団(保土ケ谷、磯子、港北、緑、戸塚、栄)に先行導入する予定。団員の負担軽減とともに、減少傾向にある人員の確保につなげたい考えだ。

 災害時の出動や訓練など消防団活動に伴う報告書はこれまで、班長が毎回、団員分の書類を手書きで作成した上で、消防署に郵送か直接届ける必要があった。消防団員の減少傾向が課題となる中、市では昨年度、活動報酬の引き上げを実施。今年度は事務作業の負担軽減に取り組む。

 昨年7月、市は「各種報告事務のデジタル化の提案および開発」について民間事業者2社とそれぞれ協定を締結。各社で開発されたアプリを使い、10月から5カ月間、来年先行導入予定の6消防団の各一個分団を対象に実証実験を行った。

スマホの有無に課題も

 市によると、アプリの操作性や視認性について実証実験で改善を重ねた結果「概ね、回を重ねるごとにアンケート結果も向上した」とする。実験に参加したという港北区の団員は、「個々にアプリで入力すればよいので、誰かが取りまとめたり紙で提出したりする必要がなく、大幅な負担軽減になる」と話す。しかし「そもそもスマホを持っていない人もおり、そのオペレーションは今後の課題」という。

 これまで膨大な提出書類の記載漏れ等をチェックしていた消防署の担当者は、「運用が始まれば、事務作業の削減が期待できる」とする。

人材確保の一助に

 今秋には6消防団の全分団でアプリ操作の研修を始め、来年1月の運用開始を見込む。その後、2023年度には全20消防団での運用を目指す。

 横浜市消防団長会の飯田孝彦会長は「団員の負担軽減が新たな人材確保につながれば」と期待を寄せる。団員の高齢化を危惧する市としても、人材確保につなげたい考え。スマホを所有しない人に対しては「代理入力等、今後対応策を詰めていく」としている。

鶴見区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

總持寺・花月園を巡る

神奈川歴史散歩

總持寺・花月園を巡る

5月25日、約4キロ

4月25日

つるぎん27日に

「生活の困りごと気軽に相談を」

「生活の困りごと気軽に相談を」

生活支援コーディネーター PR動画を作成

4月25日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook