5月末までの65歳以上の高齢者に関係する事故は88件(前年同期比+19件)。状態別内訳は自動車が61件、自転車が13件、歩行者が7件と、自動車に関する事故が多数を占める。
中でもブレーキとアクセルの踏み間違えなどによるものが目立つといい、鶴見警察署は「運動能力などに不安のある人は、免許証の自主返納も一つの手。一度検討してみてほしい」と話す。
免許証の自主返納制度は、加齢で身体機能や認知機能が低下し、運転に不安を感じた場合などに、住所地を管轄する警察署や運転免許試験場で免許を返納できるもので、1998年から制度化された。
全ての免許を取り消し、別途申請すると、公的な本人確認書類として使える運転経歴証明書が発行される(返納後、5年以内の申請まで可)。
区内で2019年に免許証を返納した人は1309人。これは県内でもかなり多い数字だったとし、「当時あった池袋の自動車暴走事故の影響もあるのではないか」と同署は推測する。翌年からの返納者数は20年が1191人、21年が1196人と続く。昨年の年齢別内訳を見ると70〜74歳が567人、75〜79歳が196人で全年代との比較でも高齢者の返納が一番多い。同署は「重大事故が起きてからでは遅い。家族で話し合ってみてほしい」とする。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
つるぎん27日に4月25日 |
|
|
|
|
<PR>