寺谷地区で緑化整備を進める住民団体「花と緑の会」の代表を務める 根本 久さん 寺谷在住 76歳
「自分だからこそ」を貫く
○…寺谷地区にある弁天池や熊野神社周辺の緑化整備を進める「寺谷・花と緑の会」の代表を務める。寺谷自治会では副会長を務め、同会の広報紙発行やイベント計画にも尽力する。今回の緑化整備については生まれ育った地域ということで愛着もひとしお。「地域の方々に『何か変わったな』と気づいてもらい、まずは活動の存在を知ってもらうことが大切」と意気込みを語る。
○…「昔は寺谷にも小さな商店街があり、駅前に出なくとも日用品が揃っていた」と懐かしむ。地域に空き地もあり、豊岡小学校に通っていた頃は放課後に遊ぶことも多かったという。弁天池にはザリガニ釣りを楽しんだ思い出なども詰まっている。現在は親子3世代で一つ屋根の下に暮らし、にぎやかな日々を過ごす。「孫がかわいいんだけれど、最近は遊びについていけなくて」と白い歯を見せる。
○…高校2年生の時に東京五輪が開催され、学校からサッカーのチケットが配布されて三ツ沢球技場まで観戦に行った。「海外の国同士の対戦だったが強く印象に残っている」。そして大学では「自分も選手としてプレーしたい」とサッカー同好会に入部したが、マネージャーとして4年間を過ごすことに。「確かに社会人になってから役立ったけれど、選手としてやりたかったよなあ」と懐かしげに話す。
○…「誰かの為に」を原動力に、人権侵害の相談事などに乗る人権擁護委員も務める。自身も20代の頃に仕事で思い悩むことが多く、悩み事のはけ口の持つ大切さを知る一人として、「私だからこそできること」と自負する。「自分に負けないこと」をモットーとし、地域や住民のために「初志貫徹、何でも頑張っていこう」と強い決意で語った。
|
|
|
|
|
|