潮田でブラジルと交流 総領事館が主催
ブラジル総領事館が10月12日、ブラジル人と日本人との交流イベントを、潮田地区センターと横浜市国際学生会館で開いた(鶴見国際交流ラウンジ共催)。総領事館が県内で交流イベントを開くことは珍しく、今後は定期開催も検討していくという。
友達作り支援
ブラジル総領事館は、在日ブラジル人のために、日本各地で日本人との交流イベントなどを開催している。これまでは、東京の総領事館から遠い地域での開催が主で、神奈川県内では近年実施されていなかった。しかし、県内のブラジル人からの要望が多かったことから、開催を検討。会場は、県内でもブラジル人が多く住む鶴見区に決めた。
総領事館の簀戸マルセロさんは、「日本人の友達を作る暇がなく寂しいというブラジル人は多い。日本人が言う知人も、ブラジル人にとっては友達の感覚。来日後は世界が狭くなりがちなため、交流イベントは日本の友達を作る貴重な機会となる」と話す。
定期開催も検討
当日は、ブラジル人や日本人約60人が参加。ブラジル料理作りやダンス発表などを通して交流を図った。参加した日本人女性は、「今回のような機会がなければ、ブラジル人とはなかなか出会えない。もっと交流を持ちたい」と話していた。
また、ホームページ作成技術などを指導するブラジル人向けの就職支援ワークショップも同時開催された。「在日ブラジル人の多くが請負で働いている。より仕事が得られるよう、スキルアップは重要」だという。
今後は定期開催も検討していくという。「ブラジル人が多い鶴見は、今後県内のブラジル人と日本人が交流をより深めるスタート地点として、ふさわしい。年1回程度継続して開催できれば」と簀戸さんは意欲を見せていた。
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