旧鶴見会館跡地に2015年2月完成予定の「よこはま多世代・地域交流住宅」の中で、施設内に入る交流スペースの活用法などを話し合う交流イベントが、3月29日、鶴見区役所で開かれた。主催は同住宅の整備・運営事業者となっている(株)学研ココファンホールディングス。
イベントは、一般利用も可能となる交流スペースについて、「地域にとって使えるものにしたい」と、区民ニーズを探るため同社らが企画した。
区民らが参加したトークセッションでは、鶴見の環境などを踏まえつつ、交流スペースに何が必要かなどの意見を出し合った。
高齢の参加者からは「なかなか多世代、特に子どもとの交流は難しくなった。お祭りなど催すのがいい」などの声が上がっていた。また、飲食店を営みながら子育て中という永井寛子さん(区内在住)は、「一人で抱え、子育てに困っている人は多い。ご近所付き合いで助かる部分はあるので、この施設は多世代交流のモデルになりえる」と期待を寄せていた。
最大で400平方メートル
学研ココファンによると、交流スペースは、通常時約300平方メートルで、用途に応じて区切ることを想定し、最大400平方メートルの広さでの利用が可能という。現在は利用法、利用料ともに検討中で、「広く区民の意見をもとにして考えたい」としている。担当者は、「建物内はもちろんのこと、このスペースが鶴見の多世代交流の拠点になれば」と話している。
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