区内で地域の壊れた本を修理するボランティア団体「舞鶴」が10月1日、鶴見区役所内のつるみ区民活動センターで、製本などの本の修理技術を体験してもらう講座を開いた。
舞鶴は、結成6年目。区内の地区センターに壊れた本が多くあったことから、地域の本の修理に取り組もうと始まった。現在地区センターのほか、鶴見図書館や小学校など7カ所で定期的に本の修理を施している。「月に30冊から70冊は修理してもらっており、かなり助かっている」と図書館は話す。
地域のニーズ高く
講座は、舞鶴の活動を後継していく若手を育てようと企画された。全4回行われ、20人ほどの参加者は上製本と呼ばれるハードカバーの製本方法などを学んだ。
後継者を確保したいのは、地域に壊れた本がまだ多く残されているからだ。 舞鶴の高橋美智子さんは、「学校の司書から壊れている本が多く困っているという声を聞くこともある」と話す。
実際、講座では小学校で図書室のボランティアをしている保護者が参加する姿も見られた。「図書室にも修繕が必要な本は多い。校内で講習会を開くなど、ここで学んだことを後のボランティアにも引き継いでいきたい」と話していた。
高橋さんは、「本の修理に困っているところはまだたくさんあるはず。さらにボランティアは必要」と語っていた。
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