区内の病院・診療所の医師や歯科医師、訪問看護師、ケアマネジャーなど、在宅ケアに関わる職種が連携を目的に参加する「つるみ在宅ケアネットワーク」の勉強会が10月2日、済生会横浜市東部病院で行われた。
同ネットワークは、区医師会の在宅部門が発案。顔の見える関係を築き、鶴見の在宅ケアを支えようと、2010年に発足した。
第10回となる今回のテーマは、「地域を多職種連携で支える」。在宅ケア従事者ら約170人が参加し、国が掲げる地域包括ケアシステムの手法、「地域ケア会議」を中心に知識や情報の共有を図った。
地域会議も活用へ
同システムは2025年に団塊の世代が75歳以上になることを受け、医療や介護などを一体的に提供する在宅ケアを行うために国が掲げるもの。「地域ケア会議」は、市町村で在宅ケアに関わる多職種が個別ケースについて話し合い、地域の課題の把握から、政策につなげるまでを行う。
当日は、潮田町で在宅診療にも力を入れる渡辺医院の渡辺雄幸院長が、同会議について説明。渡辺院長は、「医療と介護がいかに連携できるか」と課題を挙げる一方、「鶴見はこのネットワークが地域会議と同じになるが、今後はそれぞれの地区でもっと顔が見える関係ができる」と話した。
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