普段何気なく利用する地域の商店。そこには、人知れず自らの仕事に情熱を注ぎ働くプロフェッショナルたちがいる。
馬場の写真館「セントラルスタジオ」代表取締役の藤井和夫さんは、鶴見で働く仕事人たちを2012年から撮影している。写真は自身が講師を務める、区内の写真愛好家らによる「フォトサークル虹の会」の展覧会などで発表してきた。
もともと人物写真の撮影が好きだったという藤井さん。仕事をするプロの集中する目や手先に、美しさや魅力を感じるという。「それを記録できるのはカメラマンしかできない幸せなこと」と藤井さんは語る。
モデルは、地域での口コミなどを参考に、見つけている。「一つのことを情熱を持ってやり続けている人」を探し、時には通りすがりの店先で働く職人の姿に魅かれ、撮影を依頼することもあるという。畳店や菓子店、生花店など、これまでに約30人を撮ってきた。
中には撮影後閉店してしまった店もあった。「商店街の精肉店や鮮魚店なども少なくなっているが、そこには目利きのできるプロがいる。彼らの仕事を記録として地域に残していきたい」と藤井さんは話している。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
<PR>