潮田中学校と平安小学校のマーチングバンドが、12月13日に行われた第42回マーチングバンド全国大会で金賞を受賞した。潮田中は横浜市の中学校で初となる7年連続、平安小は4年連続の受賞。潮田中は創部19年目で初めて最優秀賞に輝いた。
創部初の快挙に涙
潮田中学校YOKOHAMA Pacific Windsは部員総勢49人。新チーム結成時から「全国グランプリ」を目標に掲げ、ほぼ毎日厳しい練習をこなしてきた。新チーム始動時は「まとまりがなかった」と齋藤未来部長は振り返るも、3年生が時には後輩に厳しい言葉をかけながら演奏を重ね、絆を深めていった。顧問の片山達矢教諭は「考えて工夫できるようになった」と教え子の成長を実感する。
「今までの大会で一番楽しめた」という本番。目標としていた最優秀賞を獲得し、涙を流して喜んだ。齋藤部長は「保護者やOBなど色んな人の支えのおかげ」と感謝の心を忘れなかった。
人間性育む
部員総勢63人の平安小学校マーチングバンドには当初、「金賞を獲れて当たり前」という油断があったという。顧問の下脇大輔教諭は「忘れ物が多かった。普段の生活態度から注意した」と人間性を育む指導を重視。次第に練習へ取り組み方も変わっていった。
新入部員は楽器の未経験者も多かった。飯野美空部長は「低学年の新人に教えようとしても、なかなか分かってもらえなかった」といった苦悩の果ての金賞に、「がんばってきたかいがあった」と喜んだ。
6年生は来年3月の公演で引退となる。飯野部長は「感謝の気持ちを込めて演奏したい」と意気込んだ。
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