マラソン日本代表として3度の五輪出場経験を持つ宇佐美彰朗さんが10月7日、末吉小学校に来校し、5、6年生283人に陸上指導をした。
五輪出場経験者による授業は、横浜市が企画し市内市立小学校で開催されている。2020年の東京五輪を契機に、市内のスポーツ振興と五輪への機運を高めることを目的としている。
宇佐美さんは、1968年からメキシコシティ、ミュンヘン、モントリオール五輪の3大会に連続出場。70年には当時の日本記録を更新した。日本大学時代に箱根駅伝に出場し、鶴見中継所を走った経験もあることから、「鶴見は印象深い場所」と児童へ明かす場面もあった。
授業では、腕を振らずに走る練習などを通し、腕の使い方や足裏の感触が走りを左右することを指導。
参加した児童は「速く走るためには腕を振ることが大切だと実感できた」と話していた。五輪出場経験者の市内学校訪問は11月以降も実施される。
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