豊岡商店街内にあるコミュニティサロン「鶴見ふれあい館」(簡照子代表)が、自主的な取組で地域貢献する県内の団体に贈られる神奈川地域社会事業賞の奨励賞を受賞した。11月28日には、中区の馬車道十番館で表彰式が行われ、簡代表ら関係者5人が出席。そのほかの受賞団体らと喜びを分かち合った。
この賞は、神奈川新聞社と神奈川新聞厚生文化事業団が主催するもの。1988年から始まり、毎年、福祉や教育、文化、町おこしなど、さまざまな分野で地域社会に貢献する団体を表彰している。これまでに130団体以上が表彰されており、今年は応募のあった県内23団体から、本賞2団体と奨励賞2団体の計4団体が選ばれた。
利用者交流から企画も
鶴見ふれあい館は、「誰もが交流できる場を」と簡代表ら有志区民が企画。2010年、市の助成事業コンテストを通過し、JR鶴見駅西口の豊岡商店街にオープンした。
運営はボランティアが主体で、利用者は赤ちゃんから高齢者までさまざま。縦につながる多世代交流の場にもなっている。最近では、ふれあい館をきっかけに、利用者同士の新たな交流が生まれ、日本語教室が企画されることもあった。
今回の受賞はそうした地域発展への取組などが評価されたものだ。
授賞式当日、簡代表は「やってきたことを誰かに認められるというのは、宝物のように嬉しいこと」とあいさつ。今後の発展にも触れ、「次世代につなげていくため、まだまだがんばっていく」と話した。
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