鶴見消防署とJR東日本が9月15日と16日、列車の人身事故を想定した訓練を矢向駅の引き込み線で実施した。当日は、隊員とJR職員の間での情報のやりとりや、車両の下敷きになった人を救助する手順などを確認した。
早期の運行再開へ
訓練は、事故対応をより安全でスムーズにするため、鶴見消防がJRへ依頼し実現した。2月には事前に合同の座学講習を実施した上で、今回の実地訓練が行われた。
実際の現場では、JRは乗客の安全のため、冷暖房や照明などの電力を維持しながら救助活動をすすめるよう要請している。一方で、隊員は感電を避けるため、安全確認が欠かせないという。
同署の齋藤俊彦署長は、「車両の専門知識がない隊員は、作業が慎重になりやすく、運行再開や人命に影響が出る。訓練を積むことで最短で最適な救助につながれば」と意義を話す。
JR尻手駅の坂井政文駅長は、「安全な作業方法を確認できた。今後も早期の運行再開のため互いに理解を深めていきたい」と話していた。
今後も両者は合同で訓練を実施していきたいとしている。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|