横浜市は、「特別自治市」実現に向けた鶴見区民向け講演会「大都市制度フォーラム」を4月22日、鶴見区民文化センターサルビアホールで開いた。
市は、人口減少・超高齢化社会への対応や、神奈川県との二重行政などの課題解決に向け、国の事務以外の地方事務を一元的に担い、仕事に応じた税財源を確保する大都市制度「特別自治市」の導入を目ざしている。これまでに、導入効果など、制度への理解を市民に深めてもらうため、各地でフォーラムを開催してきた。
二重行政を解消
当日は、林文子市長が登壇し、横浜市や鶴見区の魅力を紹介。征矢雅和鶴見区長や渡辺巧教副市長、女優の五大路子さんらが参加する座談会を実施した。
征矢区長は、「二重行政が解消されれば、財源を効果的に使えるようになる」と評価。また、現行の災害法制では大規模災害対応の指揮の権限が都道府県知事にあることにも触れ、「市への権限移譲によってより迅速な対応ができるようになる」と指摘していた。
渡辺副市長は、「特別自治市をできるだけ早く実現したい」と意欲を示した。
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