矢向の日枝神社(萩原諄夫宮司)で350年ほど前から続く例大祭が10月21日、22日の2日間行われ、初日には伝統芸能の神代神楽が披露された。
神代神楽は古事記や日本書記など日本の神話を題材にした仮面黙劇。身ぶり手ぶりで心の機微を表現する難しさがあり、能や狂言、歌舞伎などからも影響を受けている。
日枝神社に伝わる神代神楽はもともと市場の横浜熊野神社に伝承されたもので、1690年頃から行われていたとされる。現在は横浜市の無形民俗文化財にも登録されている。
当日は「神剣幽助」という演目が行われた。天皇に捧げる良刀を作り上げる話で、観客は迫力のある演技に見入っていた。
日枝神社では毎週水曜日に神楽の稽古を行っており、萩原宮司は「長く続く伝統。もっと興味を持つ人が増えれば」と話した。
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