鶴見消防署(齋藤俊彦署長)と「ザバススポーツクラブ/鶴見」=豊岡町=を運営する(株)明治スポーツプラザがこのほど、大規模災害発生時に、同クラブのプール用水544・7トンを消火用水として活用することなどを盛り込んだ覚書を締結した。
ザバス鶴見は、前身のアクア鶴見から約30年、鶴見駅西口そばで運営されているスポーツクラブ。同社はセントラルスポーツ(株)の連結子会社で、「全社挙げ、地域にできる限り貢献していこうとする中で、すぐに快諾した」と締結に至った。
覚書の内容は、災害発生時などに、施設内に2カ所あるプール用水と、併設する屋外駐車場を一時避難場所として活用するというもの。駐車場は43台分あり、同社は「非常時には利用を制限する予定はないので、施設内も含め柔軟に対応する」と話す。
防火水槽13基分
鶴見署によると、民間プール活用の覚書は区内で二例目。今回の水量544・7トンは、1基で40分間放水が可能となる公園などの防火水槽40トンの13・6基分に相当するという。
齋藤署長は「周辺は駅に近く、住宅街も広がる地域。的確に活動するために大変効果的」と感謝。消防団も交えた合同訓練の実施も呼びかけ、さらなる連携強化を図る考えも示した。
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