災害発生時に自治体などにより設置される災害対策本部の開設訓練が9日、鶴見区役所で行われ、区職員35人が会場設営などの初動を確認した。
この訓練は毎年3月と9月にあり、昨秋は運用訓練を実施。運用訓練は会場が設置された状態からスタートしていたため、3月は基礎になる開設部分を重点に置いた。
災害時、区役所では各課で庶務班や医療調整班といった担当班を編成。災害対策本部は6階の会議室に開設されることになっている。
当日は、パーテーションで区切られた通常の会議室の状態から開始。職員が手分けをし、机の配置から情報収集用の用紙を貼るためのホワイトボードの搬入などを実践した。
会場設営は作業開始から30分ほどで完了。シナリオを作成した区危機管理担当の想定よりも早い結果となったが、担当者は「本番では来庁者の避難誘導などもあり、ここまでの人数は割けないはず」と寸評。ドアが変形して開かない、冬の夕方の停電時といった困難な状況も想定が必要とし、「これからもっと精度をあげたい」と話した。
訓練ではそのほか、職員用の備蓄場所の確認や運搬などもあった。
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