横浜商科大学(小林雅人学長)=東寺尾=で7月14日、学生による行政課題解決のための「鶴見まちづくり政策コンペ」があった。
課題は、全て区の職員が現状の区政を考慮して提示。春学期の必修の授業として2年生300人が74チームに分かれて取り組み、解決のためのアイデアを競い合った。
これまで、発表は優秀チームによるプレゼンで行われてきたが、3度目となる今回は全学生が発表できるようにと、ポスター発表となった。
課題は、「地域防災の担い手として、大学生・大学ができることは何か」「鶴見区に海外からの観光客を呼び寄せたい」「一人暮らしの学生にごみ出しルールを守ってもらうにはどうすればよいか」「地域の機関・団体等×鶴見図書館のコラボ企画の考案」「振り込め詐欺などの特殊詐欺を撲滅せよ」などの9項目だった。
最優秀は「防災」
当日は、全チームが各々にポスター発表。
最優秀は「みんなに教えたい鶴見の防災」。震災が発生すると思ってはいるが、多くの人が備えていないデータを示し、防災マップの見辛さや危機感の低さを指摘。より活発な地域イベントの開催などを提案した。
他にも、テーマに沿って「日本好きな外国人ユーチューバーに鶴見の魅力を発信してもらう」といった提案や、振り込め詐欺撲滅のため「避難訓練のように特殊詐欺対策訓練を行う」など、学生目線のユニークな発表が見られた。
商学部観光マネジメント学科の田尻慎太郎准教授は「この授業自体は年々進化してきている。この経験を踏まえ、3年時にどう生かすのかが今後の課題」と話した。
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