電話実演を行う大学生
神奈川県警は９月14日、「サギ撲滅官民共同会議」を県庁の災害対策本部室で開催した。
会議には振り込め詐欺防止に関する協定や覚書を県警と締結する団体や企業、迷惑電話防止機器を製造販売するメーカー、県をはじめ横浜市や川崎市などの自治体といった関係各所から、23団体約40人が出席した。
県警によると、振り込め詐欺の被害件数は全国的に減少している一方、東京都と神奈川県では急増しており、狙われているという。当日は詐欺防止のアナウンス機能や疑わしい電話番号に注意喚起を促す機能付きの電話機および外付け機器の普及促進を目的に、メーカー担当者が説明を行った。
その後には防災ボランティアの大学生、好川和希さん（21）と小倉慧さん（21）による電話実演も。小倉さんが和希さんに扮し、好川さんの祖父に電話したところ、当人は疑う様子もなかった。好川さんは「簡単にだまされてびっくりした。防犯機器導入をすすめたい」と話していた。
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