鶴見銀座商店街(岡野誠一理事長)が4月27日、平成最後の商店街イベントの中でタイムカプセル企画を行った。開封は2029年(令和11年)の同イベントだ。
企画は、「平成のあなたから10年後のあなたへの手紙」と題し、専用用紙に住所、氏名、10年後の自分へのメッセージを書いてもらい、りそな銀行鶴見支店の貸金庫に封印するというもの。
きっかけは、同商店街の文具店・(株)マルハチの八木幹雄社長とりそな銀行鶴見支店スタッフとの雑談。「平成最後」というキーワードから、タイムカプセルというアイデアにいたったという。
同商店街で2001年から毎月行われているイベント「つるぎんドット来〜い‼」の平成最後となる今回で封印することが決まった。
各々思い込めて
企画当日、封印ぎりぎりまで募集されていた10年後への手紙。母親と訪れた戸部波帆さん(小5)は、「図工が好きで、将来なりたいものを書いた。10年後、開けるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
1歳半の娘を持つ八幡光徳さんは、「自分にというよりかは、10年後の娘へ手紙を書いた。11歳半になった時に、開けて、読んでくれれば嬉しい」と話していた。
集まった計約420通の手紙は、金庫へ納められ、同商店街のパン屋・エスプランの塩田一善社長から、りそな銀行の俵寿秀支店長に送られた。
塩田社長は「穴を掘って埋めるなどの案も出たが、実際は難しく、りそな銀行の協力は本当に助かった」と感謝を述べ、俵支店長は「商店街の一員として力になれて嬉しい」と話した。
開封日は、2029年の4月28日。八木社長は「毎月の開催は大変だったが今回で215回目。10年後も続いているだろうこのイベントで、商店街にどっと人が来てくれれば」と期待をこめた。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|