国道1号線の沿道約1Kmの緑化を行っている「鶴見『みどりのルート1』をつくる会」が先ごろ、一般社団法人鶴見みどりのルート1をつくる会を設立。31日の総会で活動を一括して同法人へ移行した。
同会はもともと、国道1号線沿いの聖ヨゼフ学園やスターバックスコーヒージャパン(株)など20を超える企業、団体と周辺居住者による任意団体。以前は緑豊かな里山が広がっていた北寺尾周辺地域を緑化するため、これまで、ブロック塀などの除去や3千を超える植樹、清掃活動や住民向けの啓発イベントなどを行ってきた。昨年には(公財)都市緑化機構から内閣総理大臣賞も受賞している。
輪を広げる
同会は、2013年から横浜市の「みどりアップ計画」の一つで、地域が主体となる「緑のまちづくり事業」を活用し、5年間にわたって市の助成を受けてきた。助成が終了し、活動の永続性を考え、昨年度から検討を重ねて一般社団法人化を決めた。
同法人は、意思決定を行う理事会と、活動に賛同し、イベントなどに積極的に参加する活動サポーター、賛助費で協力する賛助サポーターで構成される。
一般社団法人化することで、社会的信用度が上がり、さらに多くの企業や団体と関わり、活動の輪を広げられるという。高田房枝代表理事は、「社会的に責任のある活動なのだとメンバーの意識共有ができる。緑化による経済効果なども研究しながら、意味のある緑を作っていきたい」と話した。
今後は、これまで同様、地域住民向けの啓発イベントや、調査に加え、全国トンボ・市民サミット横浜大会への出場や、書籍、情報媒体の企画なども予定している。
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