寺尾地区自治連合会が作成を進めてきた災害時に活用する「無事ですシール」が完成し、8月22日に寺尾地区センターで行われた寺尾地区懇談会でお披露目された。
シールは、約15cm四方で、黄色のベースに目立つように「無事です」と書かれている。氏名と貼った日を書く欄があり、災害時、外から見える場所に表示する。約1万枚作られ、連合会の全世帯に配布される。
取組は、誰もが住みやすいまちづくりに向け、住民や団体、事業者が参加し取り組む「鶴見・あいねっと(鶴見区地域福祉保健計画)」の一環。
5年ほど前に同地区でアンケートを行ったところ、町の中で力を入れていきたいことについて、「つながりのある地域づくり、災害時の安否確認・助け合い」との回答があったことをきっかけに、災害時、一目で安否確認ができる共有アイテムを考案。他地域で使われていた黄色いハンカチなどを参考により分かりやすい形に仕上げた。
各地域の特性に応じて適切な使用法を考えてほしいと、使用ルールは詳しく決められていなかった。地区懇談会では、連合会の6町会の役員などが集まり、効果的な活用法をグループに分かれて討論した。
「配ってもしまわれてしまったら意味がない」「どこに貼るかなどルールを決めて周知しなければ」「何かに入れて、つるして使ってもいい」などの声が挙がり、今後は防災訓練時などに試験的に使用し、更に良い使い方を模索していく予定。
初期消火力を向上
第二部として、東寺尾北部町内会が独自の取組を紹介。消防車が入れないほど狭い道があった同町会では、初期消火用具のスタンドパイプを市の補助金で4台購入し、訓練を実施している。
事例を聞き、各自治会でできる防災の取組として、「安否確認のためのSNSグループを作る」「防災訓練に若者を巻き込む」など、様々な意見が飛び交っていた。
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